考えさせられる日本語
こんにちは
今日はお肌をいたわるために、ずーっとおうちにこもっているraisineです
毎日メイクでお肌を塞いでいるとお肌が呼吸できなくて疲れてきちゃうらしいので、週に一度はこんな日にしていきたいです
さて、今日はテレビを見ながらふと考えた、というか思い出したことについて書こうと思います
いきなりですが、
私は外人という言葉が好きじゃありません
小さい頃、学年が2つ上の兄に、「外人って言葉は不親切な言葉なんだよ」と言われたのをうっすら覚えています
多分兄も学校で先生から習ったりしたのでしょう
外人は、『外の人』と書きますよね
日本は農耕民族でムラ意識が比較的強かったため、自分のムラの外の人を受け入れる意識が非常に低かったのではないかと私は考えます
時は経ち、様々なムラが結合と分裂を繰り返し、日本は一つの国になり、他の国の存在もどんどん知るようになっていきました
それでも日本人の根底にはムラの意識があったのでしょう
今度は日本以外の国の人を受け入れる意識が低くなったと私は考えます
それには歴史的背景もあるのでしょうが、
日本における、「グローバルなムラ意識」が生んだ言葉が
「外人」であると思います。
私は高校生の時、約1年ほど留学をさせてもらいました
メルシー、トレビヤ〜ンの国です
私を受け入れてくれたその国の人々からして、私は日本の意識下だと「外人」です
外の人のはずです
それでも彼らは私を友人とみなし、家族とみなして接してくれました(ホームステイでした)
もちろん多くの言語に外国人を表す単語はあります。
そしてその単語は外人・異邦人・よそ者という意味も持っていると思います。
でも、私が留学生として過ごしていた時、多くの人は「君は日本人なの?」とか「君は中国人なの?」などときいてきました
「あなたは外人?」と聞かれたことはおそらく一度もないと思います(まあ見た目で判断できるというのもありますが)
でも日本って、海外から来た人をまとめて外人って、よく表現しますよね
私の地元の国際平和文化都市には年間を通して非常に多くの外国人観光客の方が訪れます
おそらく多くの日本人は、彼らを「外国人観光客」とか「海外からの観光客」とは言わずに、「外人」とまとめるでしょう
テレビでタレントだって使うし、この前なんか留学生と交流しよう!という趣旨のサークルの会長が普通に「外人」って言っていて耳を疑いました(結局そのサークルには入りませんでした)
「外人」って言葉、特に理由もなしに使っているのかもしれません
「外国人」より短くて言いやすいから使っているのかもしれません
それでも私は、その言葉を聞くたびに、昔私を「よそ者」ではなく「日本人」として受け入れてくれた友人やホストファミリーのことを思い出し、少しさみしくなるのです
彼らに会えないことではなく、長い歴史の中で培われた意識による悪気のない「外人」という言葉の意味に、です
まとまりはないですが、以上「考えさせられる日本語」でした〜